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近年、トリウム熔融塩炉を調べて遊んでいるのですが、大変面白い。 以下は、まだ確かとはいえませんが、こういう原子力の裏歴史もあるらしいのです。 ご存知のように、日本で「核燃料サイクル」というと、「ウランープルトニウムサイクル」です。 しかし、昔の米国大統領でノーベル平和賞受賞者のカーター元大統領(元原子力技術者)は、インドのプルトニウム爆弾実験成功に打ちのめされた時、日本に「ウランープルトニウムサイクル(U-Puサイクル)を断念する」ように求めたのです。 で、このカーター氏が代わりに提案したのは「トリウム熔融塩炉(Th-MSR、この時代では熔融塩増殖炉MSBR)による、トリウムーウランサイクル(Th-Uサイクル)開発」でした。 しかしこのときは、日本の原子力界は「核兵器製造ポテンシャル開発・維持のため」ということもあって、否定されました。国も不賛成でしたし.... (ここらの背景については「ウサギの耳とハトの目」(毎日新聞)とか、原子力・プロ野球・テレビなどの日本での実際の立役者であった柴田秀利先生の「戦後マスコミ回遊記」とか、佐野眞先生の「巨怪伝」を読んで、洞察してくださいませ) こうした中、東電シュラウドのひび隠し事件で東電会長から相談役に退いた方が、国も電力も支援しない中、その方自身が私費をもって、日本のTh-MSR研究を支援したことがあると言うのです。 いろいろな論文からすると、232Thから233Uをつくり、その233Uを核爆発させるのはできないわけではない。 しかし、このときに付随する232U系列元素のガンマ線が強烈過ぎて、戦略・戦術目的を果たすことができる原子爆弾をつくることは実質的に不可能であり、中性子照射で233Uをつくるときに、232Uが爆発的核分裂反応を妨害するほどに混じってしまうらしい.... そのため、核燃料の燃焼調整で上手く克服できるプルトニウム爆弾を作るほうが、お得だという... |
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