原子力だのゐろゐろ

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<<   作成日時 : 2007/03/06 16:47   >>

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(注記:当HN氏からの許可があり、当HNの方の名前をjcf氏とします。2007.03.12)
jcf氏ヘ、
 以下の、率直なる意見、感謝します。
 本当に心根の優しい文章を書ける、良い心の持ち主だと思っています。
 私なんかより、人間性も良いのは間違いありません。
 で、頂いた文章は、これでよろしいでしょうか?
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 日本の「核武装反対」には、合理的な説明は難しいかもしれません。
 少なくとも、私にとっては「宗教」ですね…古い人間なので。
 しかし、「プルトニウム利用」とは矛盾しない…その根拠のひとつが、IAEAなのですが。現在のフルスコープ査察で十分という人もいれば、不十分という人もいます。
 それで、エルバラダイ氏の提案する多国間管理にのったとしたらどうか、ということなのですが。U−Puサイクルが現実に存在し、核兵器転用への思惑が世界中にある以上、日本一国がプルトニウムを放棄したところで、何も変わりません。
 日本にしかできないこと…それは、これまでIAEAに最大限の協力をしてきて、その上で、唯一の非保有国としてプルトニウムを平和的に利用するためには、どれほどのことをする必要があるのかを示す…それはまた、保有国に対しても発言力を持てることに繋がるのではないでしょうか。
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>日本の「核武装反対」には、合理的な説明は難しいかもしれません。
>少なくとも、私にとっては「宗教」ですね…古い人間なので。


 その合理的根拠が無いというのが、恐ろしい事です。けれどもそれだけjcf氏が心根の優しい人物で「核武装はすべきでない」という信仰を堅持しているのは、立派な事ですよ。

 しかし、「プルトニウム利用」とは矛盾しない…その根拠のひとつが、IAEAなのですが。現在のフルスコープ査察で十分という人もいれば、不十分という人もいます。
 それで、エルバラダイ氏の提案する多国間管理にのったとしたらどうか、ということなのですが。U−Puサイクルが現実に存在し、核兵器転用への思惑が世界中にある以上、日本一国がプルトニウムを放棄したところで、何も変わりません。


 いやあ、実はここで核武装の要件を考えてみませんか?
“核武装をする能力(客観的に確認可能)+核武装する意思(客観的に確認困難)=核武装”
と言えませんか?
 わが国の場合、この「意思」がないからプルトニウムが利用できると主張しているのです。
 それは正しい。私たちにとっては。
 でも世界規模になると、問題は、そういう核武装する意思(人間の主観からくるもの)をIAEAで査察してどこまで分かるか?あるいはそれによる査察費用の増大をどう負担するか?
 ニューズウィークで言っていた事は、トリウムにより「核武装能力が皆無に近く」するので、「核武装する意思」が大して問題にはならず、IAEAもより簡易な査察で済み、負担が少ない。
 トリウムだと、「客観的に核武装能力なし」とすることで「核武装の意思を調べなくて良い」ので、「核武装をたくらんでいるかそうでないかを、公正公平迅速に判断できる」のです。だから世界の連中がいろいろやっているのです。

 では、
“日本のためのプルトニウム利用はどうすれば生き残れるか?”
ですが、これについては、この「***氏へ」シリーズの中で答えを出せればと思います。

 

 さて、トリウムの利便だけ言ってもたいした意味は無いので、プルトニウム利用論をどう構成しなおすかを考えて見ましょう。
 U−Puサイクルもまだ未来に託す点は多いですし、Th−Uサイクルは昔の成功が冷戦で潰され、これもまた洗練された上で未来に託す必要があります。
 ただ、そういう前に、U−PuサイクルとTh−Uサイクルはどういう大義名分から必要かを、考えるべきかと思います。これは原子力関係者の間では論じられる事が無かった重要事項だと、私は気づいたのです。
 まずは、存在意義の根幹である大義名分からゆっくり考えませんか?
 大義名分がしっかりできてから、「開発の技術的実現性」を論じるというのが筋だと思います。
 この大義名分がきっちりしていないと、「もんじゅ」「トリウム熔融塩炉」も駄目になるのです。
 それは、プルトニウム利用とトリウム利用がどうあるべきかを考える重要なプロセスだと思っていますが、原子力の関係の多くの方が見落としていると愚考します。
 そのことが必要と知ったのは、JCF氏の丁寧でよい文によってです。
 JCF氏の優しい心根が、私を恥じ入らせますよ。過激な文ですみませんねえ。

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『現状のところ原子力発電は1.エネルギー供給面から見ても、2.「温暖化ガス抑制」の視点から見ても、まだ弱いのです。』はごもっともですが、1・2とも、これひとつで全て解決という方法などないのですから…トリウムにせよ加速器駆動未臨界炉にせよ、今はまだ「ウランに代わるもの」と言える段階ではないことはお認めいただけるでしょう。そこを無視して語っても、「原子力を止めて自然エネルギーに変えよう」という寝言と何ら変わりません。もちろん、「救世主」としての期待はあり、研究開発は行われるべきですが…古川先生ほど実績のある方が、頂点で独善的に振る舞われていたら、引いてしまう研究者が多いのではないでしょうか。古川先生のご発言には、どうしても、自分の手柄にすることしか頭にないように見受けられてしまうのです。研究者としてのお気持ちはわかりますが、原子力学会と敵対し、miniFUJIに300億円出せ…いつもそれしかおっしゃいません。佐藤栄作賞を受賞された論文でも、ご自身の過去の栄誉より、トリウム研究の今後を担う後進の紹介をされていたら、どれほど素晴らしかったかと残念です。
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 これについては、「jcf氏へ2:必要性からの大義名分と技術的実現可能性は別の次元の問題」で書く積りです。
 しかし、jcf氏が真面目で純粋な人である気がしてなりません。

 ところで、以下のは、衰弱しつつある「日本核武装反対論」でいろいろ集めてみた物です。
jcf氏へ 付随雑文:日本核武装反対論の衰弱化(頻度高き加筆等あり)
 この状況にPu利用推進派、日本の核武装勢力にエサを上げているようなものです。

jcf氏へ2:必要性からの大義名分と技術的実現可能性は別の次元の問題かもに続く)
(関連:070312加筆)
トリウム溶融塩炉と金属燃料FBR(4S炉・IFRなど)サイクル開発の統合など

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