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zoom RSS トリウム熔融塩炉、MITの故Lidsky教授の日本の原子力エネルギー戦略についての論文

<<   作成日時 : 2005/10/16 18:36   >>

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 まあ表題の通りなのですが....
 ただ、日本の原子力関係サイトでは、全く言及もしていないようなので、何かの参考に
なるかと思うので、書いておく次第です。

 今はおなくなりになったMIT(マサチューセッツ工科大学)の原子炉工学のLidsky教授が
、1998年7月の東京で開かれたワークショップで、
""Nuclear Power and Energy Security: A Revised Strategy for Japan""
という論文を発表なさいました。
「原子力とエネルギー保障:修正された日本の戦略」という風な感じです。
 これは、MOX・廃棄物・核拡散性についても概略を論じています。
 で、その中で、こういうのを見つけました。
 そこのp146からp147にかけて....
""Thorium fuel cycles have also been promoted on the basis of lower longterm
waste toxicity and greater proliferation resistance, but, as above, there
may be less here than meets the eye.

 The initial rationale for introduction of the thorium cycle was the perception
that it was more abundant than uranium,and that it could be used to breed U-233,
an isotope with superior properties for use in thermal reactors.
 However, its terrestrial abundance is not germane to Japan’s energy security
concerns because Japan has no indigenous source of thorium,
and it is hard to imagine a scenario in which uranium is cut off but thorium is available.     
Conceivably, the use of U-233 in an advanced reactor could
reduce the possibility of a common mode failure of a reactor fleet consisting of
LEU-fueled LWRs and HTGRs. ""
"" The Molten Salt Reactor would be a strong candidate for consideration for this role,
with a solid research base and an international support group,(33) but other thorium-fueled concepts should also be considered.(34)""

で、そこの注釈33を見ますと、
""33. Prof. K. Furukawa is the driving force on a project to restart the development
of reactors based on thorium molten-salt technology. The International Conference on
Thorium Molten-Salt Reactor Development took place in Santa Monica, California, USA,
April 8–11, 1997. The Meeting was attended by 24 participants from Belarus, Czech
Republic, France, India, Japan, Russia, Turkey, USA, and the IAEA.
""

と書いてある。
 この古川教授というのは、IAEATECDOC916の古川和男氏なんですなあ.....
 へえ、「原子力の全て」では散々言っていたようですが、MITのLidsky教授のほうは、
どうも評価していたようですね....

 そしてもう一つは、
""it is hard to imagine a scenario in which uranium is cut off but thorium is available.""
と書いてありますが、ここから察するに、
日本の原子力というものが、実は立案能力があまり高くない
ということを言っているように見ています。
 結局、重要なのはある種の頭の柔らかさとか底の深さ、なのかもしれません。


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