(「原子力屋」も知らぬ記事一杯)原子力だのゐろゐろ

アクセスカウンタ

zoom RSS 積立文章:原子力推進...か....(随想) 地層処分・核廃棄物をメインに...

<<   作成日時 : 2006/08/08 21:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

 日立の件、壊れタービン....
 あれ、「技術力」とか「日本の原子力技術の衰退」という扱いを受けるでしょうね。
 其処の人が誠実であっても、有能であっても.......
 確かにそれはそうで、技術の衰退と言えば
1.美浜2のギロチン破断
2.もんじゅNa漏れ、漏れたNaが空気中の水分と反応して熔融塩化合物となり、鉄の床を溶かし、水分を含んだコンクリートに接触しかけた。接触すれば水素爆発。
3.核廃棄物のアスファルト処理施設、ぶっ飛ぶ。
4.東電シュラウド。ひび発生の原因は、シュラウドのメーカーによる成形加工欠陥。
 この成形加工欠陥は殆ど報道されず、「シュラウドのひびは安全」「維持基準」の導入だけが大きく報道される。このメーカーには日立も含まれる。
 このように並べてみると、「日本の原子力技術、研究開発能力の衰退」がにおってくるのです。
 本当の原子力推進者なら、この理由を追求するのでしょう。

 答えの一つは、
“30万年(シエラクラブにあった)環境隔離せにゃならん核廃棄物。
 30万年の環境隔離なんて、誰も保証できん。
 こんなもんを生み出す原子力は、お先真っ暗や”

ということで、原子力発電・原子力熱利用なんて、力が入らないのです。
 希望が無いから。
 じゃ、どうすればいいか?
“核廃棄物を核燃料サイクルの中で消滅させていくような、そんなコンセプトを立ち上げて、開発研究する”
ことを検討し、可能性がゼロなら原子力は断念。
 その可能性があるなら、やってみることなんです。


 さて昔、伝説の原子力の人E氏は、
「核廃棄物をわが自宅の地下に処分する」という覚悟を持って、推進論をしていました。勇気と信念がある方です。

 でもね、地層処分ってのは、嫌味な見方をすると
“原子力発電・原子力産業の会計収支を、核廃棄物がどんどん圧迫し続けている”
ので、
“原子力産業の会計収支の脅威である核廃棄物を、地層に埋めてしまえ。
環境リスクは発生するけど。”
てなことで、
核廃棄物の地層処分ってのは、単に、
“原子力の会計収支の脅威を、環境への脅威にシフトさせる”


だけの話であって、核廃棄物の処理とは言えない。
 ところが、地層処分を積極的にやるべきだと言う...
 限定的に、一時的に、緊急避難的にやることは否定しません。
 だが永久的処分となれば、30万年だの、最低でも1万年、環境漏洩しないことを保証する技術でないとならない。
 そんな技術開発なんて前代未聞の話で、無理な話なんです。定性的に考えても。

 でも、核廃棄物の問題は差し迫りつつあり、いずれ一般国民にバレる。バレればただで済むはずは無い。
 そこで、まあ言えば電力出身とかそこらの原子力産業の支援を受けている政治家・お役人とかは、そうならないうちに地層処分の候補地を見つけ、不動産会社などをトンネルにしてこっそり候補地を用地買収し、そこの住民だけをうまく丸め込んで、地層処分施設をつくってしまいたいというわけ。

 でも、そんなやり方で地層処分すれば「原子力はやっぱり、ダーティーエネルギーなんだな」という事が、一般国民の心に決定的に焼き付いてしまう。
 よって、今彼らがやろうとしていることは、
「原子力推進と言いながらも、原子力を破滅させる行為」
なんですな。

 この状況、どうすれば良いか?
 実は、原子力界に恐ろしいほどの勇気がある場合、一つだけ策がある。
 正直に一般国民に向けて、下記のことを話すのです。
1.核廃棄物は非常な脅威であり、地層処分するにも貯蔵するにも、何万年〜何百万年も環境に漏出させられないものである。
2.ただし、トリウムサイクルやプルトニウムサイクルの中で、これらの核廃棄物を短寿命に出来る
3.トリウムサイクルのように、サイクルの中でADSを使えるものもあり、その場合にはより短寿命化でき、脅威は格段に小さくなる
4.しかし、2〜4の方法は徹底的な研究開発が必要である。
5.どの方法を選ぶかは一般国民に委ねる

ということで、最大の決定権を一般国民の意思決定に委ねてしまうことです。

 人間は、凄まじい脅威に直面したとき、確かにヒステリックになったり否認したりします。
 しかし、その時期を過ぎれば、ものすごく冷静になるものです。

 ある意味、鬼のような冷酷な方策ですが、今まで一般国民に言ってこなかったのが悪い。
 私は、人間の子孫保存の本能から、2〜4を国民は選択するであろうと確信しています。

 その時、原子力は国民からの、完全なゴーサインをもらうことになるので、強力な再スタートを切れると言う訳です。

画像

http://www.mi.infn.it/~landnet/Doc/Reactors/kupitz.pdf
にある、トリウム熔融塩炉コンセプトFUJIについて、書いてあった。
 もとは、IAEA/OECD/NEAの革新的原子力のレポート。
 古川博士らが関与したFUJIである。

(付記)
060810:「2と3→2〜4」に変更。そして、文章加筆。
(追加)
060811
関連するものとして
http://10767277.at.webry.info/200512/article_1.html
http://10767277.at.webry.info/200512/article_2.html
http://10767277.at.webry.info/200601/article_2.html
http://10767277.at.webry.info/200607/article_2.html
http://10767277.at.webry.info/200607/article_3.html
http://10767277.at.webry.info/200608/article_8.html
http://10767277.at.webry.info/200510/article_9.html
http://10767277.at.webry.info/200608/article_6.html
http://10767277.at.webry.info/200507/article_6.html


Na冷却高速炉を核廃棄物消滅に利用する場合の関連
http://10767277.at.webry.info/200608/article_9.html
http://10767277.at.webry.info/200508/article_7.html
http://10767277.at.webry.info/200602/article_2.html
TBN様、核廃棄物消滅処理・原子力と自然エネルギーについて....

金属燃料を上手く使って核廃棄物(超ウラン元素)を軽水炉で燃やす
http://10767277.at.webry.info/200607/article_8.html

PBMR・トリウム溶融塩炉・Na高速炉と、亡きMITの教授
彼の論文(共著作者あり)は、もともと「日本の取るべき核燃料サイクル
戦略」みたいなものです。
http://10767277.at.webry.info/200602/article_3.html
彼の論文の全文は、プリンストン大学のフォン=ヒッペル教授が
トップにいる、「サイエンス&グローバルセキュリティー」にあった。
Nuclear Power and Energy Security: A Revised Strategy for Japan
http://www.princeton.edu/~globsec/publications/pdf/10_2%20127%20150%20Lidsky.pdf

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
スウェーデンで、ちょっくら深刻な原子力事故(インシデント)起きる。非常用電源に弱点か?
 スウェーデンで、ちょっくら深刻な原子力事故が起きました。  原子炉の外だが原発の安全を支えるのに重要な、非常用電源に弱点があったらしい。   “スウェーデンの Forsmark原発が、400キロボルト外部電力開閉所のショート(回路短絡)で原発を止めようとしたら、 「安全に停止させ、かつ停止後の燃料の崩壊熱を除去し続けるの電源として必要」 な、原発の予備ディーゼル発電機が4個のうち2個、電力網のショートでダウンしてしまった。危ないところだった(注意:1個の発電機は原発機能維持の為... ...続きを見る
原子力だのゐろゐろ
2006/08/12 18:26

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
怖いことは、皆知りたくない。だから今まで隠してこられたんですね。もちろん、これからだって、それは可能だろうけど、でも、最終処分の候補地が自分の住む町村だといったら、オッケーする人は少ないだろうな。でもみんな電気も使っている。二酸化炭素も減らさなくてはならない。うーん。
oyoyo
2007/03/17 15:26

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
積立文章:原子力推進...か....(随想) 地層処分・核廃棄物をメインに... (「原子力屋」も知らぬ記事一杯)原子力だのゐろゐろ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる